第11回都市環境デザインフォーラム・関西


かたちと関係の風景デザイン

私がかかわった風景、かかわりたい風景

会員による写真集

■解 題

 今回のフォーラムによせて、 風景デザインを考えるために「私のかかわった風景、 かかわりたい風景」といったタイトルで投稿を広く公募した。

 自らがデザインをしたり、 施工をしたり、 意見を言ったりといった形で、 積極的にかかわった都市の風景。 あるいは、 ここはこんな風景に作りかえたいとか、 このままにしておきたいといった風景についての思いを伝えてもらった。 大規模な風景デザインから身近な小さな風景づくりまで様々な原稿が寄せられた。

 それらの内容を風景を見る視点として、 従来の空間論や機能主義ではなく、 場所性すなわち、 それを伝える時間軸を縦軸に、 人との関係すなわち人が受けるイメージを横軸にとってみた。 時間軸とはそのテーマはどのくらいの時間のスパンなのか、 つまり1ヶ月とか1年なのか、 それとも10年とか、 50年なのか、 あるいは100年やそれ以上のスパンのテーマなのかといったことを指す。 横軸のイメージ軸には人工的か、 自然的か人の受けるイメージを与えた。 それらを評価軸として、 仮にその上にテーマをプロットしてみた。 全体に言えることは自然を取り上げたものが少なく、 時間軸では30年から100年単位のテーマが多いように見受けられた。

 その結果をベースに風景デザインについて7つのキーワードから浮かび上がらせようと試みている。 今後の取り組みの手がかりになるのではないだろうか。

大阪芸術大学 松久喜樹


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  • モデルとしての眼前の都市風景 <セミナー記録>井口勝文・佐々木葉二


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