プロダクトデザインの世界ではよく使われる言葉であるが「プロトタイプ」という言葉がある。 数々の試行錯誤のうえ、 デザインの原型となった、 もしくは、 試作機となったモノの「かたち」である。
プレフォーラムから
パブリック空間の設えの昨今―舗装材やストリートファニチュア
株式会社GK設計 門脇宏治
ペンタックスSPモデル |
思い起こせば、 パブリックデザインの世界においても、 このような「先駆け」として、 後世の環境デザインの「原型(プロトタイプ)」となったいくつもの「モノ」があったのではないであろうか。
フォーラムのテーマ「都市環境デザインのファッションとモード」を考えるにあたり、 多少、 独断的ではあるが、 この「プロトタイプ」を切り口として、 パブリック空間の変遷について考えてみたい。