images/img34_33578186_0_0.gif 主な活動内容
images/img34_33578262_0_0.gif 地区計画の決定
 協議会の活動体制として世話人会を構成し、単一街区を超えたまちづくりルールの検討、地区地権者全員の合意形成を主体的に重ねてきた。自ら地区計画のたたき台を作成し、概ねの合意が整った時点で、行政に都市計画としての決定を要請した形をとったものである。
 平成16年6月に都市計画決定され、告示となった。その内容は合意しやすいシンプルなものであり、協議会で作成した〈まちづくりの目標〉文をそのまま地区計画に採用するという地元主導の地区計画指定が実現した。
images/img34_33578490_0_0.gif 街並みイメージチェックシートによる街並み管理
 地区計画の決定を受けて、その運用において地区が主体的にチェックする仕組みを設けることとなった。そのツールが「街並みイメージチェックシート」である。建築確認行政と連携して建設予定者から提示される建設計画を、協議会の世話人会が街並みデザイン委員会となって自主的にチェックする仕組みである。
 街並みへの配慮や賑わい創出の工夫など、数項目にわたって採点し、その結果を建設予定者にお知らせする。
 ただし、強制力が存在するものではないため、あくまでもチェック項目に基づく計画再検討、見直しに参考としていただくという範囲のものである。
images/img34_33578794_0_0.gif CCD(センター・シティ・ディストリクト)5%ルールの検討
 今後、協議会をベースに、街の賑わい創出、維持管理の活動として、セキュリティ対策、地区プロモーション、イベント企画などさまざまの取組みを実践していくこととしているが、協議会会員のみで実施することが困難なものもあり、市民やNPO、専門家等の外部の人々、企業の力を借りる必要が生じており、運営にかかる一定の資
金調達の新しい方法を模索しているところである。
 既に、米国フィラデルフィア市等で実践されているCCDによる固定資産税の数%をまちづくり資金として運用する仕組みなどを取り入れられないか模索中である。
 平成15年歳末には市民連携イベントの実験的試み「ぶらんど〜むTV2003」(通りの一部をイベント会場とし、その様子をTV中継)を、資金と場所は地元が負担し、イベント企画、活動は外部専門家や市民グループの参加協力を得て実施したが、警察、道路管理者の協力もあり成功をおさめており、新しいまちづくりの担い手が芽生えている。
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図4 一番町三丁目地区が作成した「街並みイメージチェックシート」
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図3 地区計画による街並みルール
A:新築建物の高さが、12.5mに満たない場合、板状工作物等によって景観整備を目指す
B:建物1階の用途は、店舗、サービス等とすることを目指す。
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5 2003年に商店街と市民グループとの連携で開催されたイベント企画「ぶらんど〜むTV2003」の様子
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