・名称:リバーカフェ実行委員会
・地区:大阪の水辺空間
・概要:都市大阪創生研究会と地元協議会の有志で構成される社会実験『リバーカフェSUNSET 37』の実施主体
特徴
社会実験『リバーカフェSUNSET 37』を行い、気持ちよい水辺空間を提供し、たくさんの市民に川沿いの空間の魅力を再認識してもらうのと同時に、地元団体と一体となった運営形式の試行を通じて、これからの水辺利用、公共空間の利活用の道筋を提案した実施主体です。
背景
大阪は川の水運によって発展した都市であり豊かな水辺が残っていますが、従来河川法や水上交通等の制約から現代ではその資源が十分に活かされていません。そこで在阪企業・行政などから構成される都市大阪創生研究会のIKINA水辺グループのメンバーが、会社経営者・地元商店街などから構成される地元協議会「川を生かしたまちづくり協議会」と共に、大阪の水辺の魅力の創出と、多くの方々にそれを体感してもらう目的で川に上に浮かぶカフェを期間限定で実施しました。
社会実験『リバーカフェSUNSET 37』について
実現に際しては、現行の法律の範囲内で合法的に実施することを原則としました。また作業については水辺に対する想いが直接伝わるよう、船や周辺の飾りつけから、カフェの運営、調理、接客などにいたるまで、できる限り外部に委託せず、志を共にする仲間を募り、楽しみながら「手づくり」で実施することにこだわり、結果として幅広いたくさんの方々にボランティアとして協力していただくことができました。
・期間:2003年10月3日〜19日、時間:12時〜21時、
・場所:尻無川右岸(西区大阪ドーム南公園)
・主催:リバーカフェ実行委員会、共催:都市大阪創生研究会、川を生かしたまちづくり協議会、協力:大阪
ドームシティ開発協議会、昭陽汽船梶A土佐堀研究会、KPプランニング、後援:大阪府、大阪市
効果や社会的影響
この社会実験の効果として、新しい水辺空間の魅力を発信し多くの水辺ファンをつくったこと、魅力的な都市空間は頑張れば市民自らの手で創れることを実際に証明したこと、水辺空間に関する仕組みや費用・市民と行政の協力方法などの具体的先例をつくったことなど挙げることができます。
その後も大阪の水辺空間では、その他団体による様々な取り組みがあちこちで行われ、大阪の水辺が楽しくなりそうです。