記憶する
ウラ空間の魅力化
太閤路地
大阪の都心部・船場に残る路地空間、その地下には秀吉の時代に作られた国内最古の下水が残っており、その一部は今も現役で使われているといいます。普段は何気なく通ってしまう都市の裏側、駐輪場やごみ置場となっていた裏路地に太閤路地と命名した銘板を設け、店舗の入口やギャラリーを設けるなど、すこしの工夫と歴史の重層性を感じさせる演出で、強い意味を持った特別な空間へと生まれ変わらせています。環境開発研究所 岸田文夫
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