これがデザインの力だ
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たかが色・されど色〜青くないブルーシートのすすめ〜 


 

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写真は実景によるシミュレーション
 
 ブルーシートは身近な建築・土木資材として町中から田園に至るまで、様々な景観の中でその青く生々しい色彩を主張している。青くないブルーシートはないのか!風景写真の愛好者のみならず、多くの人がそう考えていることだろう。

 ボランティアで企業を尋ね廻り、ダークブラウンとベージュのシートを開発した。名付けて[YRシート]。建築物の外装や土、砂など景観の[地]となる要素がもつ色相であるYR(黄赤系)の低彩度色を基調としたリバーシブルのシート。田園風景の中の農業資材も、遺跡の発掘現場も、補修中の屋根も、はたまた花見の宴会も、このシートを使えば風景が大きく変わる。

 値段は普通のブルーシートよりも少し高い。しかし、全国レベルで普及すれば当然単価は下がる。

 たかが色、されど色、景観の中で色の果たす役割は決して小さくはない。カラー写真でお見せできないのがとても残念。

カラープランニングセンター 田邉学
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