まずはプログラムに先立ちまして、 私どもの活動を紹介させていただきます。
私ども都市環境デザインの会議の関西ブロックは90名ほどの会員で構成されており、 毎年このようなフォーラムを続けています。 これは年に1回開催されるもので、 今年が6回目でございますから、 5年前の92年から続いている催しです。
初回は「関西は今」というテーマで、 都市環境デザインすべての領域にわたるいろいろなディスカッションが行われました。 翌93年には、 丹波の山奥で「田園と自然」というテーマで、 これも有意義な集まりがもたれました。 さらに第3回の「土木とデザイン」と題しました時には、 1000人ほどの方にお集まりいただいて、 盛大に開催させていただいております。
第4回の1995年には阪神・淡路の大震災が起こり、 その地震の災禍からどのように立ち上がるかをテーマに、 「震災に見る市民参加の環境デザインの連続性」と題して、 神戸でフォーラムを開催いたしました。 昨年は、 その第4回を受け「都心居住と都市環境デザイン―住み合うたのしみ・往き合うあやしさ」というタイトルでフォーラムを開催しております。
そして今年が第6回でございますが、 これまでの5回に比べまして非常にわかりにくいテーマになっております。 ご案内しておりますように「仮想世界の誘惑」というタイトルですが、 簡単に要旨を述べると、 地震のころから日本の社会の様子が変わってきた、 あるいは変わってきた様子があらわになったというような状況の中で、 これからわれわれが果たすべき都市環境デザインの姿を模索する企画という位置づけでございます。
今年のフォーラム委員長は、 関西大学の丸茂先生に務めていただいておりますが、 ご案内にもありますようにこの問題を一度いっしょに考えてみましょうという企画でございます。 今日は朝から夕方までの長いフォーラムでございますけれども、 皆さんの普段の活動にいくらかでもお役に立つ、 あるいは考えていただく機会になればと願っております。
最後にこのフォーラムを開催するにあたりまして、 多数の団体、 会社からご後援、 ご支援をいただいております。 それから、 本日お集まりいただきました皆様方のおかげでフォーラムが無事開催できたということであります。 あわせて御礼申し上げます。
挨拶
フォーラム開催にあたって
都市環境デザイン会議関西ブロック幹事 土橋正彦
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