そこで今日は、 その動物行動学の成果を紹介しながら、 「共生」とはいったい何なのかを考えてみたいと思います。 1930年くらいから始まった割合新しい学問ですが、 特にこの30年間ほどの成果が自然界の見方を大きく変えました。 ですから、 ひょっとすると皆さんが共生についてお持ちのイメージと違い過ぎて、 訳が分からなくなってしまうかもしれませんが、 共生を考えるうえでの参考にしていただきたいと思います。
動物行動学からみた「共生」とは何か
はじめに
私は、 昆虫や琵琶湖の魚、 そして幾つかの哺乳類を対象とした動物行動学を若い学生たちと一緒に研究しています。 これは、 動物たちのいろいろな行動は、 いったい何のためなのか、 それはどんな仕組みになっているのかを研究する学問です。
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