景観計画課は、 3年前に出来た比較的新しい課です。 政令指定都市12市では、 だいたいこの10年で都市景観室や都市デザイン室、 まちなみデザイン室やアーバンデザイン室といった、 「都市」や「景観」や「デザイン」といったキーワードを組み合わせた名前の課がそろってきました。 そこで、 この12市で景観に関するいろんな情報交換を定期的にやっております。 その中で大阪市は、 建物景観をよくし省エネにもなる地域冷暖房の導入促進や、 彫刻・モニュメントの設置など広範な景観行政を紹介しています。 したがって、 今日のお話も都市や道路・橋梁の景観整備、 バリアフリーの取り組み、 映画とまちづくりなどいろいろ紹介させていただきます。景観行政について
大阪市景観計画課について
セミナーの案内では景観計画課と書いてありますが、 この4月に都市計画課に異動して、 現在はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を建設中の此花西部臨海地区や中之島西部地区、 埋立地の夢洲などの開発計画を担当しております。
「景観づくり」を考える |
千年都市大阪 |
また、 昨年は『千年都市大阪まちづくり物語』という本の編集もやっておりまして、 12月に大阪市都市工学情報センターから発行し、 主要な書店においております。 大阪は7世紀の難波宮以来、 随分古い歴史を持っている都市ですが、 淀川の河口にあるという地理的条件から、 いろんな面で自然と戦い、 またその利点を生かして発展してきた都市であります。 この様なまちづくりが、 現在の大阪の景観形成にも繋がっており、 まちづくりの千数百年にわたる歴史を、 できるだけビジュアルに紹介しようと、 項目ごとに写真と文章の見開き2頁で本を構成しております。