建築家になったわけ
私は小さい頃から画家になりたくて美大に行きたかったのですが、 親に反対されてしまいました。 そこで美大に近い内容の学校を探したところ、 建築学科なら芸術半分、 技術半分のようだからと建築の世界に入り込んだんです。 そこまではよかった。
入学した頃はちょうど高度経済成長のまっただ中で建築学科はすごい人気だったのですが、 卒業した頃はオイルショックのあおりでものすごい就職難になっていました。 私は設計事務所に行くつもりでしたが、 当時の設計事務所はただでもいいから働かせてくれという状況でした。 大学の先輩に言わせると「2年間ごとにいろんな設計事務所を渡り歩いて修行するものだ」という世界でしたから、 私もどこか名の通った事務所に入り込んでから先のことを考えようと思っていました。
お世話になったのは、 大阪の浦辺建築事務所(現浦辺設計)です。 そこに勤めながら「ああ、 もう2年経つから辞めないといけないなあ」と思い始めた頃から、 ぼつぼつ仕事を与えられるようになって、 そこからズブズブと建築の世界の深みに入るようになったのです。
では、 どんな仕事をやってきたかをスライドを見ながらご説明しましょう。
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