都市環境デザインを目指す若者集まれ
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シンガポール国立植物園
シンガポール国立植物園エントランス計画CG(コピス)
140年の歴史があるシンガポール国立植物園です。 今、 国を挙げてショッピング立国から都市コンベンション、 環境立国へ変わろうとしています。 観光の面から言えば、 バリ島がリゾート型のコンベンションを目指しているのに対し、 シンガポールは都市型の国際会議都市を目指しています。 植物園は環境都市のイメージ作りをリードすると同時に国際会議等で訪れた人への都市型リゾートを支える施設として1988年以来再開発されています。
エントランスの計画CG(コピス)
植物園の新しいエントランスの計画を私どもが担当しています。 シンガポールでは貴重な予算を使うかぎり、 その計画設計も非常に大事にします。 全体計画、 ランドスケープデザインを担当しました我々の責任も重い訳です。 CGを使ったこの計画プランもその精度が問われました。
出来上がったエントランス
これが実現したシンガポール国立植物園の入口部分です。 通常でしたら「ようこそ」と看板があるところですが、 環境立国を目指している以上、 そんなものではなく心地よいガーデンで出迎えています。 これは植物園に限ったことではなく、 チャンギ空港からシンガポール市街へ向かう高速道路にも看板は一切ありません。 広告や看板によるウエルカムではなく実質的なガーデンシティーのウエルカムの一例です。
エントランス広場
これは植物園の入口を入ったところです。 暑い国ですから緑陰を作ることを常に心がけています。 この木はオイルパームというマレー半島を象徴するヤシです。 プランテーションを支えた植物園の歴史をモチーフにした植栽計画、 ランドスケープデザインです。
冷温室計画全体地型シミュレーションCG(コピス)
都市国家シンガポールが次世代の子供たちの自然教育プログラムをも想定して計画した冷温室です。 シンガポールは山がない平地の都市国家ですので、 山地の植物などは、 日常めったに見ることはありません。 そこで、 熱帯の標高1000m前後の雲霧林の植物や環境を観察、 体験できる冷温室を計画しました。
冷温室計画建物及び全体計画シミュレーションCG(コピス)
この施設を計画するにあたっては、 建物の中も外部と連続したものとして計画しました。 特に地形の連続性が感じられるように設計しました。 そのため建物の設計の前に建物の内部をも含めて土地の連続性が感じられるように、 連続した地面を計画しました。 この計画も、 人が行動するときどのような空間だったら快適かを基本に考えました。
冷温室スタディープロジェクト模型製作
写真21はシンガポールで協働設計中の私の写真です。 小さなプロトタイプの冷温室をまず作って、 プロジェクトのスタディをしようとしています。 シンガポール政府の若いランドスケープアーキテクトとプロジェクトを進めています。 シンガポール政府より、 私には若い人材への技術研修も期待されています。
冷温室スタディープロジェクト模型
彼と一緒に作った模型です。
冷温室プロジェクト現場打ち合わせ
写真は先ほどの模型を現場に持ってきて、 植物園長のドクター・タン・ウイー・キャット氏を含めて、 プロジェクトチームで検討しているところです。 プロジェクトチームメンバーには、 公園の維持管理の専門家も入っています。
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