それでは今から質問を受けながら、 今日お話しいただいた方々にお答えいただくということにしたいと思います。
その前に、 真田さんには行政についてお話いただいたのですが、 お役人になるにはどうしたらいいのか、 今日のお話のような仕事はどういう巡り合わせでやってくるかなど、 簡単にお話しいただけるでしょうか。
真田:
私が大阪市に入りましたのは、 昭和52年でした。 昭和50年は景気が良くて、 奨学金を出すので大学院に行ってもいいから2年後には来てくれという民間会社があったくらいです。 ところが大学院を出るとオイルショックのまっただなかで、 採用が全然少なかった時代でした。 その時の大阪市の採用試験も倍率が高くなかなか厳しかったですが、 最近はそれほどでもないようです。
土木・建築の技術系の部局としては、 私のいます計画調整局とか、 都市整備局、 また港湾局、 建設局、 下水道局、 水道局、 交通局といった職場があります。 全部で20以上ある部局のうち、 7つ8つが技術系の多い職場になります。 そのうちの4局、 港湾局、 建設局、 下水道局、 水道局がもうしばらくすると大阪ワールド・トレード・センタービルという256メートルの超高層ビルに集まり、 職場環境もぐんと良くなりますので、 是非チャレンジして下さい。
最初どの局に入るかは、 本人の希望と欠員の状況とのバランスで決まるところがありますが、 人事異動で変わっていくものですから、 入った所でそれなりにキャリアを積んでいけばいいと思います。 計画調整局は人気があるのですが、 計画して調整するだけですから、 工事の設計、 発注はやっていないんです。 以前は、 建設局におりましたので、 工事に関係することもやらせていただいていました。 ですから、 皆さん方が何をやりたいかによって、 希望を出したらいいのではないかと思います。
鳴海:
それでは質問のある方は挙手して下さい。 仕事のことでもいいですし、 若い頃どんなことを考えたかや最近の就職を巡る話でもなんでも結構です。
行政マンへの道・その仕事
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