そもそものいきさつをご紹介しましょう。 ただお断りしておきたいのですが、 今の教員スタッフは学校設立以降に赴任した者ばかりで、 学校の準備段階に携わった者がいません。 我々にとっては1期の学生さんと一緒に歩き始めたというのが本当の所です。 したがって今からお話するのは私なりに理解しまとめた事です。
平成5年頃、 当時の兵庫県知事が「花と緑のまちづくり」「人と自然の密接な関係を取り戻す」「さわやかな県土づくり」を重点的に進めていた中で、 これらを実現するには専門領域を統合した職能が必要ではないか、 そういう専門家を新しい発想で育てる機関があっても良いのではないかと発案され、 それをもとにこの学校が創られました。
つまり今までの造園、 園芸あるいは都市計画、 建築・土木、 生態学といった専門領域を統合した職能域、 それが私たちがめざしている「景観園芸」に発展していくのではないでしょうか。 そしてその専門家を新しい発想で育てていくのが本学校なのです。
それは具体的に言うと「学校教育法にこだわらない」「実践的専門教育」という特徴的な2要素が、 この学校を形作っていると言うことができます。
学校設立の経緯
学校設立のいきさつ
以上で学校の概要を大まかにご説明しましたが、 今度は学校がこのかなり恵まれた環境の中で一体何を目指し、 具体的にどのような教育研究を行っているのかという本論についてお話したいと思います。
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