難波(兵庫県):
収益事業として見たら、 これは成立するものなのでしょうか。
森山:
大体のお金の話をすると、 お店となる船を作るのに約200万円ぐらいかかりました。 しかし、 これはいろんな方の協力やボランティアがあってのことですから、 ちゃんとお金を払ったら300〜400万円ぐらいかかると思います。 あと、 営業にかかる材料費や光熱費などのお金がいりますよね。 ですからトータルで必要なのは500万円ぐらいということになります。
それに対して、 14日間で370〜380万円ぐらいのお金を回収することができました。 つまり、 1カ月ぐらい営業するとかかった経費は回収できるという計算になります。 今回はいろんな人の協力や助けもあったので、 14日間という日数でもトントンになる収支にできました。 日数を増やせば、 段々と儲けることができるのではないでしょうか。 我々も14日と言わず1カ月やってれば、 2〜300万円は儲けられたかもしれません。
ただ、 本当に事業としてやるのならば場所の使用料を払ったり、 もっと恒久的な使用のできるお店を作らねばならないので、 かかる経費は多少増えるだろうとは思います。 個人的には、 人件費を払っても利益が出る形になっているとは実感しました。
鳴海:
NPOの組織運営として、 お金を稼ぐためのいい見本だと思いました。 利潤を上げるのではなく、 運営費を稼げればそれで成立するのですから。
収益事業として成立するか
このページへのご意見はJUDIへ
(C) by 都市環境デザイン会議関西ブロック JUDI Kansai
学芸出版社ホームページへ