熊野古道で探る歴史と向き合う街とは、癒しの風景とは
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今回の世界遺産の特色−カルチュラル・ランドスケープ

 

 今回の世界遺産の名称は日本語で「紀伊山地の霊場と参詣道」となっています。 英語ではSacred Sites and Pilgrimage Routes in the Kii Mountain Range And the Cultural Landscape that surrounud themと「カルチュラル・ランドスケープ」という言葉を付け加えています。 。 これを日本語に訳すと「文化的景観」になりますが、 そのカテゴリーを使って登録されたのは日本では最初のケースです。

 

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熊野参詣道(出典:熊野古道をたずねて-ふれ愛紀州路を加工)
 
 今回世界遺産として登録されたのは、 三霊場とそれをつなぐ六つの参詣道です。

 熊野参詣道の中辺路ルートは田辺近辺からスタートします。 この道のことを「紀伊路」と呼ぶこともあります。 また、 海沿いに行く道と山沿いに行く道の分岐点が田辺市になりますが、 海沿いにぐるっと回る道を大辺路と言います。 大辺路が海から離れて那智から本宮へ向かうとても険しい山道を雲取り越えと呼んでいます。 高野山と本宮を結ぶ道が小辺路です。

 今回は熊野川も中辺路の一部に入って、 本宮から速玉大社に行くルートとして設定されています。 川も参詣道に入っているのです。

 三重県側から続く道が伊勢路です。 中央が奧駈道、 高野山から北に少しだけ伸びているのが町石道です。

 ただこれらの参詣道が全部世界遺産に登録されたわけではありません。 保存状態の良いところを選んでコア・ゾーンとし、 それらをつないだり、 取り囲むようにバッファ・ゾーンを指定し、 それらが世界遺産を構成する形になっています。

 もちろん指定以外の場所にも古いものが多く残されているのですが、 残念ながら切れ切れになっていて続かないので見送られた箇所もたくさんあります。 地元で一生懸命保存活動をしていた方々はとても残念がっておられました。

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