京都市中心部の新しい景観政策
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はじめに

 

山崎

 今日は京都の景観形成の新たな取り組みについて、京都市の景観部長の福島さんにお話し頂きます。

 2006年4月に京都市長が京都の都心の田の字型のアンコ部分を15mの高さ規制とすると発表されました。皆さんの中にも嬉しいショックだった人、辛いショックだった人、両方いらっしゃったと思いますが、きっと京都の行政内部もてんやわんやだったのではないかと思います。

 そんなわけで、京都は大きな曲がり角を迎えたわけですが、その中心に位置するのが言うまでもなく京都市の都市景観部であり、福島さんはその部長を務められておられます。ですから、あの発表以来、忙しい日々を送られていることと思います。

 その福島さんですが、民間にしばらくいらっしゃった後、昭和46年から京都市住宅局にお勤めになられ、それから営繕、住宅行政、さらに阪神淡路大震災のときには耐震関係のお仕事にもしばらく携わられましたが、それ以外のほとんどは建築指導課で建築行政、まちづくりの仕事をしてこられたそうです。

 平成17年から景観部長を務め、着任早々に大変責任の重い、しかし、やりがいのあるお仕事に携わられたわけです。

 それでは福島さんよろしくお願いします。

福島

 京都市都市景観部の福島でございます。よろしくお願いします。

 京都市では平成17年7月に「時を超え光り輝く京都の景観づくり審議会」を設置し、17年、18年の2ヶ月に亘って歴史都市・京都の将来を見据えた景観形成のあり方について審議をしていただいています。

 平成18年3月に中間取りまとめとして緊急的に取り組むべき施策についての提言を受けました。それを受けて4月19日に京都市長が記者会見の中で提言に沿った取り組みを速やかに実施しようということで発表した一端が、今、山崎先生からご紹介いただいたことです。

 今日はこのような機会を与えて頂きましたので、京都におけるこれまでの景観の取り組み、そして今の京都の景観の現状、そして審議会からの中間取りまとめでどういった提言がなされたのか、それに対して京都市がどういった取り組みを展開をしていくか、その施策の内容についてご報告させて頂きます。

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