都市環境デザイン会議関西ブロック

2006年度第6回都市環境デザインセミナー記録

「景観を考える」第3弾

京都市中心部の新しい景観政策

京都市・福島貞道


趣旨

 京都市は4月19日の市長会見で中心部の景観について
(1)全市的に高さを見直し、高さ規制を強化する。特に中心部については幹線道路沿45→31m、その内部は31→15mとする。
 ただし地域の景観向上に貢献する建築物や、公共・公益性の高い建築物で景観に配慮されている建物は例外も認める。
 運用にあたっては第三者審議会に一定の権限を与える。
(2)「新・京(みやこ)デザイン」の確立にむけ広く全国から歴史的都心地区等における中高層建築物のデザイン提案を募集する。
(3)中心部の繁華街をモデル地区として、告発や行政代執行も視野に入れた強い姿勢で違反屋外広告物対する取り組みを行なう。
といった思いきった方向性を打ち出しました。
 中心部の歩行者優先化を目指す協議会も併行して立ち上げられており、いよいよ歴史都市に相応しい未来に繋がるまちづくりが具体化すると期待が高まっています。
 今回のセミナーでは、現場で政策の具体化に取り組んでおられる京都市都市計画局都市景観部長の福島貞道氏をお招きし、これら施策についてお話いただくとともに、予想される困難、さまざまな疑問について専門的、かつ建設的な議論を行ないたいと思います。
前田裕資


■講師紹介
 ・福島貞道(京都市都市計画局都市景観部長)
 ・司会
  鳴海邦碩(大阪大学教授・JIDI関西セミナー委員長)


記録目次

京都市中心部の新しい景観政策 福島貞道 質疑応答
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