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先ほどの説明に加えて、距離的な関係を見てみますと、ジョグジャカルタの中心部から約5kmの所に被害の大きかった地域があるととらえて頂ければと思います。 これはUNOSATから撮った航空写真をもとにした初期の被害状況の分析結果で、赤が甚大な被害、オレンジ、黄色となるにつれ被害は軽くなり、水色のところは被害が無かった所です。いずれの場所にも、現実には被害が相当あったわけです。
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色々な被害状況のリポートが出ていますが、どういった地域に被害が広がっていたか見てみますと、バントゥール県(Bantul)とスレマン県(Sleman)、クラテン県、この辺りにかなり被害が出ています。図の色のついている所に被害が固まっているという特徴がありました。 被害家屋の数は、データによって違っています。先ほど小浦先生からワールドバンクレポートの数字をご紹介頂きましたが、6月8日の社会省発表では、倒壊家屋が12万戸、損壊が139万戸ということでした。被害状況示している色々なHPを見ると、インドネシアの「GATRA」という雑誌が被害数を示したのですが、その数字は大変少ないものでした。
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