都市にミュージアムは不要か?
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4。運営体制

 

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運営体制
 
 さて、今どういった運営体制になっているかと言いますと、それまで職員は全て財団に雇用されていました。それ以外に市から執行役として教育委員会の方が来られていました。

 現在は旧財団の職員はAMMが雇用しています。ただし、その雇用条件については市が決めています。市の財団が解散して職員がそれぞれの運営組織に再雇用される場合の条件ですが、他の組織と足並みを揃えており、それらの事については我々は口出しできませんでした。

 それから建物の管理業務のために市職員が1名常駐しています。我々が受けてるのはあくまでもいろいろな活動の運営企画であって、いわゆる公物管理の部分、ハコ物としてのミュージアムの管理、例えば補修とかその経費とか、そういったものに関しては市が直接別の業者に発注しているわけです。ですから市は美術館を維持していくために、建物の管理はどこそこの警備会社、企画運営はAMMといったふうに発注しているわけで、我々は市が発注しているいろんな業者のうちの一つということです。

 それで、今のスタッフはどうなっているかというと、学芸部門が4名と管理部門が2名、合計6名がAMMに雇用されています。

 従来は学芸員は6名、管理部門は市の職員が入って直接管理を行っていましたが、今はと全部で6名です。受付や展覧会の監視などはアルバイトになっております。

 それから一部の監視とか、庭の清掃などは、市民ボランティアの方に助けて頂いています。淡路景観園芸学校の講座を受けたグループが、庭のある部分のデザインし、そこを管理していただいています。

 だいたいこういうような形でやっていますが、加えて我々NPOの理事がいるわけです。私は雇われ理事長にすぎず、実際の活動の中心は元々芦屋で生まれ育った同級生グループです。仲が良く、こぢんまりしていて機動力もあるわけです。そんな小さなグループに、企画を任せておいて良いのか、という意見は当然あると思います。しかし今はとにかく、彼らしかやってやろうという方がいないのです。

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