今日のテーマは「コンバージョンが街を面白くする」です。私どもはこの春に『都市の魅力アップ』という本を出しました。読んでいただいた方もあろうかと思います。実際に街を面白くしているものとして、大きな開発ももちろん大事ですが、街中に既にある建物や空間をその時代時代にあったように使いながら面白くしていくということが、普通に行われています。普通に行われて、私たちはそれで街を楽しんでいるわけなんですが、なかなかそこに光があたっていない現状があります。中谷さんはずっとコンバージョンの仕事をされているわけですが、大阪でもここで挙げた中崎町など、いろんな地区で、コンバージョンで古い街がどんどん蘇っていく傾向が見られます。
今日は、私は前半、中谷さんのお話の前座をさせていただきたいと思います。篠田なつきという、今年の3月に私の研究室で修士論文を書いて修了した者の研究成果ですが、今東京で仕事をしていて、今日は来られないものですから、私が代わりに紹介したいと思います。
住居コンバージョン店舗集積地区の空間印象
〜大阪市中崎町地区を事例として〜
篠田なつき/鳴海邦碩
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