これがどういう調査をしたかということです。去年の11月から12月にかけて、男子学生が34名、女子学生が19名で調査をしました。
一つは、よく行われる調査ですが、形容詞対を並べて「どちらを感じますか」ということで、心理量を測る調査をいたしました。
実際に53名の学生に歩いてもらって、散策中に気づいたことを記録してもらいました。これは反応要素であり、何に反応したのかということです。それから散策した後の印象について、心理量をはかるために先ほどの心理学の測定手法を使いました。あとはどこに行ったかとか、どういう経路で行ったか、どれくらい時間をかけたかなど、細かく記録してもらっています。
自分の感じたことを、フィールドノート風にメモしてもらって、そこにどういう言葉が現れてくるか等を拾い上げていきます。原始的な調査方法ですが、結構色んな面がわかってきて、効果的ではあります。あと、何をしたかという利用行動も見ています。
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図中のルート、空色:1〜16人 緑色:16〜27人 橙色:27人以上
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立ち寄った場所や、どういうものに人がひきつけられるか、文章だけではなく写真も撮ってもらって、調査データにしましたので、データはとても多いです。統計的に処理できるデータ以外のデータも使っていますので、分析が複雑でした。
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