これは先ほど見た形容詞の関係で、どこの要素に反応し、印象との関係がどうなっているか、その関係を見ていったものです。「楽しいし、まとまりを感じるし、親しみを感じるから好き」という、容易に予想できる結果ではありますが、それを実際に数字で明らかにしようというのが狙いです。
| ||
実際にこういう街を歩きながら写真を撮って、ここの何に惹かれたというのを記録しながら他の印象も採点してもらって、調査をしています。
|
それから住宅コンバージョン店舗とその他の店舗で印象は異なるけれども、どちらも総合評価にプラスの影響を与えている。こういう界隈へ行くとお店の与えている影響が強いということが改めてわかりました。
比較景や生活景を含む街路の要素は、反応数が少ないですが、エリアの評価に強く影響しています。
暮らしがにじみ出したような街のバックに、高層ビルがあるとどうでしょうか。その街の見え方が全く違ってくる場合もあります。後ろのほうにビルが見えるのは意外に悪いことではない。かえって際立って面白いという、エリアをより高く評価する方向に働いているという結果も出ています。
こういう景色です。普通だったらこういうものが街にあるのは似つかわしくないと、単純に言うけれども、こういうものがあることによって、まとまりができているとか、良質性を感じるということに繋がっているということです。
|
こんな感じで人が住んでいる気配ということが、良い方向に作用しているということです。
|
大規模な要素は、それがあることによって街の「まとまり」は感じさせているけれども、楽しくはないという、これも考えれば当たり前のことですが、そういう傾向がでています。 大規模な要素というのは、こういう大きなビルのことです。
|