堀口:
セミナーに入る前に外国の方のゲストをお呼びしていますのでご紹介します。
都市環境デザイン会議は再来年で20周年を迎えるのですが、韓国でもJUDIのような団体が昨年できました。SEDIK(セディック)、空間環境デザイン学会と言いまして、そことJUDIとで交流協定を結ぼうという話が今進んでいます。7月に総会がありますので、そのときに正式に提携と聞いているのですが、ちょうどそのSEDIKの会長と事務局長が来られていますので、せっかくですのでこの機会にご挨拶頂いて、それからセミナーに入りたいと思います。
シン先生、どうぞお願いします。
シン:
こんにちは。私は韓国空間環境デザイン学会のシンホンキュンと申します。皆さんにお会いするために昨日大阪に着きました。
私が生まれたのはキョンサンナムドという韓国の下の方のテグですが、ソウルから生まれた地元まで汽車に乗って1時間40分かかります。ところがインチョン空港から大阪までは1時間50分でした。ソウルから大阪までがこんなに近いとは思いませんでした。
また、昼間皆様と一緒に道頓堀を歩きましたけれども、この中で一番似合わない恰好をしている人間が自分かなと思いました。韓国の地元にもシンチョンという小さな川が流れているんですけれども、子供の頃その流れの側を歩き回った事を思い出すことが出来て、今日はとても嬉しかったです。
私は元々ドイツでデザインの勉強をしました。ヨーロッパで勉強しているときは、ドイツのデザインは日常生活とすごく密接に関係していると思っていました。
今日道頓堀を歩いてみて戎橋の円形広場の手法とか、河川と人々がより近く触れ合えるようなデザインを見て、大阪の都市デザインも日常生活と密接に関わるようなデザインになっていると思いました。
大阪を見て、デザインが安全とか機能性に、素晴らしい、格好いい、洗練されているという意味も追加されていると、感動しました。
韓国では今、都市デザインへの関心が高まっています。世界の中でソウルが「都市デザインの首都」になれるような勢いで行っています。また釜山もそれについてこれるように頑張っています。そんなふうに韓国の中で色んな都市がソウルと競争を始めています。
また韓国では、隣の日本で、デザインではどんな出来事が起こっているのか興味がもたれています。今日のようなセミナーをきっかけにして、韓国の学会とJUDIとで情報を交換できるようになれればすごく良いと思っています。
この前、韓国に堀口さんがいらっしゃった時に、JUDIに関しての誇りを語って下さいました。このたび私が直接大阪に来て皆さんにお会いすることができ、とても嬉しく思います。
また、これからお話を進めようと思っていますけれども、学会のSEDIKのメンバーが日本に来て皆さんと一緒に交流できるようなセミナーをしていきたいとも思っていますので、その時にはよろしくお願いします。
その日を楽しみにしながら、私の挨拶はここで終わりとさせて頂きます。ありがとうございました。
SEDIK(セディック)からの挨拶
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