ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、弊社は主に公共事業を手がけることが多く、ストリートファニチャー、サイン、公園の遊具などのデザインをし、製品を作っているメーカーです。今回は「環境プロダクトデザインの力」というテーマですが、たまたま岸和田市のサイン計画に関わらせて頂いたこともあって、これをケーススタディとして、公共事業におけるデザインプロセスについてお話しをさせていただきます。
岸和田市のサイン計画は、以下のようなワークショップ形式で進めていきました。
ワークショップで行った「岸和田市サイン情報システム構築のプロセス」は以下の通りです。
ワークショップ形式による計画
☆ワークショップ形式による計画
コトブキは黒子のような存在で、設計計画協力という形でこの計画に関わらせて頂きました。ワークショップメンバーとしては、京都のランドスケープデザイナーや地元の商店街有志の方々が参画されていました。
登録文化財「五風荘」
ワークショップは通常ですと役所の会議室などを借りて開催されるケースが多いと思うのですが、岸和田では地元の登録文化財である「五風荘」という建物を借りて開催いたしました。ここの和室を借り切りまして、座談会形式でワークショップを行いました。現在ではガンコ寿司さんのお店がここに入っています。
☆岸和田市サイン情報システム構築のプロセス
1。提供情報の整理
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2。情報提供場所の整理
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3。使用サイン種類の確定
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4。サインデザイン
弊社は公共事業が多いのですが、市販のイスなどを売るときもございます。その市販の製品を売るときのマーケティングが1、2、3に当たるかと思います。これをきっちり詰めてから実際のサインのデザインに入っていくというプロセスを岸和田市で行いました。
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