環境プロダクトデザインの力
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デザインの準備段階

 

■提供情報の整理

 まずは、どんな情報があるかを整理していく必要がありましたので、以下のようなやり方で整理していきました。

     
    ☆提供情報の整理
  • 都市における行動を助ける情報を機能別に分類。
  • それらの情報が一般的に求められているのかを、生活者と来訪者の違いや人と車の違いによって整理。
  • 都市において人びとが様々な行動を円滑に行うために、提供する情報にどのような機能が必要か、またどのような内容が必要か把握。
 
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 情報は、機能別情報、情報内容、対象分類(岸和田在住者、来訪者、人から見る、車から見る)などに分けてから、案内系、誘導系、地名系、説明系などの情報を整理し、この情報は必要かどうかを検討していきました。


■情報提供場所の整理

     
  • 利用者を目的地まで円滑に案内誘導するために、どこで情報を提供すれば効果的であるかを整理。
  • 情報提供拠点として位置づけ。
 
 情報提供場所については実際に岸和田市の全地図を見ながら、駅前や役所などの位置をワークショップの中でディスカッションしながら進めていきました。

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 これはその時に実際に使った資料ですが、車輌系では、市境点、誘導拠点、施設誘導点でどういった行動が見られるか、どういう情報が必要かを整理していきました。歩行者系では、情報発信の一番最初となる起点、分岐点、終点に分けて、それぞれの情報をまとまえていきました。

 これらの情報を元にディスカッションして、情報提供場所を決めていきました。


■使用サイン種類の確定

     
  • 情報提供拠点において、どのような情報を表示したサインが必要であるかを抽出。
  • 情報拠点におけるサインの種類の確定。
 
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 ここでは縦軸に車輌、歩行者に大きく分けて、それぞれに案内系、誘導系、説明系、規制系などの要素別に、どんな機能をサインに入れていくかをポイントに付けていって、その中でどんなサインが必要かを最終的に抽出していきました。

 岸和田市の場合は、車輌系には市境点、誘導拠点、施設導入系サイン、歩行者系には大拠点(市域の案内、観光コース、イベント案内など)、中拠点(地域の案内、イベント案内など)、小拠点(周辺の案内)が必要なサインだと決まりました。

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