環境プロダクトデザインの力
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照明器具デザインの全体の流れ

 

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プロダクトデザインの範囲
 

■プロダクトデザインの範囲

 まず始めに知って頂きたいのは、プロダクトデザイナーが担当する仕事の範囲が広がってきているということです。私たちがデザインするときは、色や形といった狭義のデザインの前に、企画構想立案の段階で社会動向分析やニーズ調査、空間トレンド分析を実施して、あるべき姿の抽出をしていきます。

 それからようやく色や形のデザインを検討していくわけですが、特に照明器具の場合は昼の姿と夜の灯りのデザインを考えねばいけないので、その最適な組合せを探求していきます。

 その次の段階では、プロモーション活動を行います。これはカタログ、展示会などを通して分かりやすくその商品の思想や訴求ポイントを伝えていくかという活動です。

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基本的な考え方
 

■基本的な考え方

 景観照明の基本的なプロセスとしては、対比軸による課題の抽出という作業を行っています。ひとつは「イベントのあかりと日常のあかり」、また「都心のあかりと郊外のあかり」、そして「昼景(デザイン)と夜景(あかり)」という対比です。最近はこの3点を重視して、考えています。

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イベントのあかりと日常のあかり
 

■イベントのあかりと日常のあかり

 このイベントと日常の考え方は「期間限定なのか常設なのか」ということも含んでいます。

 なお我われのセクションは、基本的には常設の標準品の市場を狙ってデザイン展開しています。

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都心のあかりと郊外のあかり
 

■都心のあかりと郊外のあかり

 屋外公共空間のあかり環境(背景の明るさ感)は自分たちのプランでは制御できないという条件があります。都心と郊外ではあかり環境が極端に違いますので、それを念頭に置いて「どういった場所に置くか」を考えて作業を進めます。

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昼景(デザイン)と夜景(あかり)
 

■昼景(デザイン)と夜景(あかり)

 昼景は空間内でのデザインのおさまり、夜景はあかりが主体の空間となることを考えて、その両方の最適な組合せを意識してデザインを考えます。

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