ニュージーランドの生物多様性をめざすまちづくり
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林さんは現在、兵庫県立大学の環境景観マネージメント研究科で准教授をされています。京都大学農学部で農学研究科をご卒業後、いろんなランドスケープの仕事に関わり、その後兵庫県立大学に編入される前の兵庫県立淡路園芸学校で教鞭をとっておられました。
では、早速お話に入ってもらいます。どうぞよろしくお願いします。
このJUDI(都市環境デザイン会議)にはいろんな専門家が集まってきているとは思いますが、今日のテーマにはどういう観点から興味を持たれたのかを、まずうかがいたいと思います。都市計画、建築の分野の方が今日は来て頂いているのでしょうか。それ以外の方はいらっしゃいますか。
T.Matsutani:
ビジネスマーケティングという立場から来ています。10年、20年先になくてはならないようなものを探して事業化しないといけないということから、ここにヒントがありそうだと思いました。
林:
いろんな分野の人に来て頂いてありがとうございます。今日の話は、本に書いた中から特に都市計画や造園、地域社会の中でどんな取り組みがされているかに重点を置いて話していこうと思っています。主にニュージーランドの環境緑化の事例、最後に少し日本の事例を紹介していきます。