姫路の街の様子 |
つまり、実際に工事に携わっている人々の顔写真と共に「人中心の新しい姫路駅前」「人中心の未来志向」「行政と市民が一体となって」といったキャッチフレーズが書かれている看板が、駅を出るとすぐ目に入るようになっています。これは本日のゲストの長谷川さんのデザインなんです。
実はこの中にはエレベーターが設置されていて、天守閣の屋根の高さまで上ることができ、工事の様子を間近で見ることができるんです。滅多に見ることが出来ないものを見ることができる、そういうチャンスの時期なんだと捉えましょうということです。
お城が正面に見える場所に写真左上のようなコミュニティスペースがあるのです。
写真右上のビルは巨匠村野藤吾先生の設計で、兵庫県の西方面では多分唯一の村野作品だと思います。また大手前通りには写真左下、右下のような情報発信スペースもあるのです。
例えば大阪のイメージはヨシモト・たこ焼き・阪神タイガースというステレオタイプで語られていますが、そうではない、いろんな大阪を発信しようといういろんな活動が10年ほど前から出てきています。水都大阪のような大阪の新しい可能性を発信するフェスティバルや壊される寸前だった戦前の古い建物を活かしたレストランのように、大阪にもいろんな顔があるということが徐々に浸透していっています。
姫路もそうですね。姫路=姫路城、誰に聞いても姫路はこのイメージです。しかし、実は姫路はお城だけでなく、いっぱい魅力を持った場所があるんです。そういう魅力、つまり街の資産をいかに活用していくかについて、今具体的な動きが出ています。今日はそれを紹介していこうと思います。
また、ハード中心ではなくソフトという人の動きに注目した動きも出てきていますので、それらを紹介するべく今日のセミナーを企画した次第です。