市民レベルの広場活用・まちの魅力発信活動
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姫路市の概要

 

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 姫路は大阪からは約80kmの所です。大阪から奈良までが30km、京都が45km、和歌山が60km、からすると、かなり遠い所なんだなという感覚です。私も3年前に姫路に転勤してくるまではずっと大阪で、姫路にはほとんど行ったこともなかったんです。しかし、時間にするとJR新快速で1時間でいける場所です。

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 姫路市は中核市になっており、人口は54万人ぐらいの規模です。日本の中の都市として、どのくらいの位置づけにあるかをデータで見てみました。

 朝日新聞が出している民力というデータで、工業製品出荷額、商店販売額、農業産出額、事業所数について、全国平均を100とした場合の姫路の指数が赤線で示したものです。

 これで見ると、工業製品出荷額が全国平均に比べて150と突出して高く、姫路がものづくり都市であると言えると思います。しかし、商店の販売額が全国平均より下回っているのはちょっと意外でした。農業が少ないのは当然ですが、所得、事業所数はほぼ全国平均と同じぐらいです。

 下の図は、兵庫県内での姫路市がどういう位置にあるかを見たものです。これを見ると、農業を除いてだいたい兵庫県平均を上回っていることが分かります。

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 私が3年前に姫路に赴任してきた時の状況を申し上げると、まずは姫路城の修理が始まったばかりで観光客が激減していることが大きな課題でした。お店によっては、8割減とも言われていた時期です。観光客の呼び戻しが行政・経済界の最重要課題だと言われていました。

 また、姫路駅周辺整備事業が実施段階に来ていたのもこの時期です。最初にお見せした写真よりもずっと前で、これから具体的に工事が始まろうとしていた時期で、これが地域活性化の起爆剤になるとか、新たに整備される駅前広場の活用・運用が課題になると言われていました。

 さらに、駅ばっかりが良くなっていってもダメで、その周辺の既成市街地の活性化も共に考えないとと言われていました。

 つまり、姫路市の歴史的な都心エリアの魅力アップが必要だという認識が全市的に出来上がりつつあって、何かやろうとしていたというのが3年前の状況だっただろうと思います。

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