都市環境デザイン会議関西ブロック

 

2013年度第2回都市環境デザインセミナー記録

市民レベルの広場活用・まちの魅力発信活動

姫路駅周辺整備・姫路城修理完了を前にして

3.22/大阪/記録


趣旨

 人口54万都市姫路の表玄関である姫路駅周辺では、駅ビル建て替え工事や駅前広場の大規模な改修工事が進められており、また駅東側の旧国鉄用地の開発も事業コンペを実施中で、大きく変貌しようとしています。また世界遺産・姫路城の大天守修理事業が2015年春には完成予定で、これまでにも増して多くの人が姫路を訪れることになります。
 行政主導の駅周辺のハード整備が着々と進められる中、民間サイドからは「リニューアルされる駅前広場をいかに活用していくかが重要」「お城以外のまちなかの魅力を見つけて発信していこう」などの声が上がり、NPOや市民中心に新しい活動が生まれてきています。それらのハードソフト両面での取り組みが、姫路の歴史的都心の魅力アップにつながっていくと確信しています。
 本セミナーでは「駅前広場の活用に関する活動」「まちなかの魅力発掘発信活動」などの市民レベルの取り組みについて、活動の中心人物お二人から話題提供いただき、今後の活動のあり方についてみなさんと共にディスカッションしたいと思います。
大阪ガス(株) 篠原 祥

セミナー記録

姫路市の現状 篠原祥 駅前広場にみる協働のまちづくりのすすめ方 米谷啓和 コミュニティスペースとまちなかの魅力発掘発信活動 長谷川香里 質疑応答

講師プロフィール

米谷啓和(NPO法人スローソサエティ協会理事長・一般社団法人ひとネットワークひめじ理事)
1964年姫路市生まれ。高校卒業後上京し大学では美学芸術を専攻、卒業後はPHP研究所でビジネス書籍の出版に携わり、結婚を機に姫路に戻る。義父の会社を継ぐ一方、青年会議所活動でまちづくりにかかわる中、世古一穂さんの講座で協働のデザインを学ぶ。2004年に(社)日本青年会議所の会頭を務めた後、多様なつながりに生かされている社会づくりを目指すスローソサエティ協会を設立、食・子育て・広場などをテーマに活動中。

長谷川香里(納屋工房代表)
1975年兵庫県太子町生まれ。納屋工房代表。大学卒業後OLを経てフリーのデザイナーに。2008年、事務所移転を機に「つなぐ」をテーマにしたコミュニティスペースを開設。運営を通じて出会いやつながりが生まれる場に立ち会い、自らもさまざまな市民活動に関わっている。2013年4月より大阪市立大学大学院にて学ぶ。

篠原祥(大阪ガス(株))
1958年生まれ。大阪南部の羽衣出身。大学院修了後、84年に大阪ガスに入社。89年より都市開発、社有地開発関連の業務に携わるかたわら、大阪都心部をフィールドとしたさまざまなまちづくり活動に関わる。2010年より姫路に勤務し、姫路中心市街地の活性化活動などにも取り組んでいる。技術士(都市および地方計画)、一級建築士。

日時・場所

・2013年3月22日(金)
・6時15分開場  6時30分開演  8時30分頃まで
 キャンパスポート大阪ルームE

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