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川を考える二つの視点

改行マーク今日は、 スライドを観ていただきたいと思います。 そのスライドを通して、 川の景観、 川と人との係わりのようなものが匂ってきたら、 それを皆さんと一緒に考えていけばいいのではないかと考えています。

改行マーク川を考えるときには大きく二つの課題があります。 まず一つは川を景観として、 風景としてどう新しく造っていけばいいのか、 ある意味での技術論的な川の捉え方です。 二つ目は川をどう育てながら地域コミュニティづくりやまちづくりを考えるかです。

改行マークいろいろな資料によりますと、 河川愛護会というものが全国で6000あまりあると聞いています。 自分たちのコミュニティの中で川をどう守り、 育てていくか考えて、 ボランティアで活動している団体が6000ほどあるということですから、 日本の人たちには川に対する愛着とか感情が非常に強いのだろうと思います。

改行マーク私は主に技術者として川の景観を見ているわけですが、 川の景観がどんどん破壊されていく中で、 どういう川をもう一度造れば、 日本の川や水と人間との関係が回復できるのか、 というところに興味を持って、 これまでずっとやってきました。

改行マーク川をもう一度日本の風土にあった川として再生していくには、 今が非常に重要な時期ではないかと、 川の写真を写しながら感じています。

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