南芦屋浜
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ワークショップについて(OHP報告)

画像ko002a 改行マークコミュニティ&アート計画のキャッチフレーズは「楽しい暮らしの風景づくり」です。 住民参加による共同居住の育成、 コミュニティとアートを通して心地よい風景をつくろうというのが、 今回の大きなテーマです。

画像ko002b 改行マークコミュニティデザインは伊藤雅春さん、 アートワークは橋本敏子さんにそれぞれ担当していただきました。 また、 いろんな人を巻き込んでやっていくシステムができた最大のポイントは、 大和田さんのご努力によるものだと思います。

改行マークワークショップは7回行いました。 最初は「育む」をテーマに、 共に暮らす意味を話し合いました。 これは、 どんな所にどういう人がどういう形で入るかを誰も分かっていない時期でしたから、 「共同住宅とはどういうものか」から始める必要があったのです。

改行マーク6月には、 南芦屋浜についての説明会。 全体がどういう形で、 どういう街になるのかを模型を使って説明したものです。 入居者向けの説明会としてはそれが初めてだったということです。

改行マーク3回目には、 現地を見に行きました。 まだ工事中でしたが、 全体はかなり建ち上がってきた段階で、 見学者からは「あ、 海が見える」「荒野みたい。 怖いから辞退しよう」とかいろんな声があがりました。 少なくとも、 出来てから突然見せるよりは、 どんな所に住むのかを確認して覚悟していただくという意味では大変良かったと思っています。 公営住宅については、 入居する人がどんな場所に住むかを見ずして物事が決まっているのですが、 これは考えてみたら大変なことだと思います。 どんなタイプの家に住むのかは分かってはいるものの、 どんな場所かについてはほとんど知らされないまま、 3万戸近い家ができつつあります。

改行マークその後、 第4回、 第5回のワークショップでは具体的な暮らし方の話になり、 共用空間や屋外の使い方の話をしました。 これらの話は、 橋本さんが担当したアートの話と交流しながら行っていきました。

改行マークしかし、 昨年11月の段階になっても、 集会所の使い方とかLSAの人がどのくらい面倒を見てくれるのかなど、 様々な問題が出ています。 引っ越しも問題です。 800戸が一斉に入居したらどうなるのかなども、 まだ決まっていません。 それで、 この3月に最後のワークショップを開いて、 どうするのかを決めていくつもりです。

改行マーク3月25日が街開き、 4月1日から入居開始になりますが、 5月にみんなが入居し終わった後、 最後に「入居おめでとうワークショップ」を行う予定です。

画像ko003 改行マーク第1回暮らしのワークショップのパンフです。

画像ko004 改行マーク毎回ワークショップのプログラムを作り、 各回ごとにワークショップ通信を配布しました。 これは、 第4回目の時で、 「コミュニティテラスとは何か」とか、 それについてのみんなの声をまとめたもの、 コミュニティ&アート計画推進機構の座長を務めていただいた延藤安弘先生(千葉大)のまとめなどが掲載されています。

画像ko005 改行マークこれは、 テラスを使うことについての話し合いをまとめたものです。 いろんな意見をもとに寸劇をやりました。 6チームが出演して「コミュニティテラスは物置となるだろう」とか「おじいちゃんが煙草をすったらどうなるか」「見知らぬ人が立ち寄った時」などを考えました。 伊藤さんたち東京の人はこういうことを平気でやらせるのが恐ろしいですね。

画像ko006a 改行マークこれは芦屋浜センターでの話し合いの模様です。

画像ko006b 改行マーク次の写真は、 ワークショップの一環として息抜きに仮設住宅での屋外映画会「瀬戸内ムーンライトセレナーデ」を上映した時です。

画像ko007b 改行マーク市民参加によるアートです。 車止めに絵タイルを埋め込もうというものです。

画像ko007c 改行マーク「お尻合いベンチ」というお尻の形をしたベンチを作りました。

改行マーク以上で、 私の報告を終わります。

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