アジア太平洋の地域の都市環境デザインの新しい流れ
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ジャカルタのアーバンデザイン制度

画像ikoh09 改行マーク今まで見ていただいたジャカルタのアーバンデザインのアプローチを、 今度は制度面から説明したいと思います。

改行マークまず高さや延べ面積に関する建築規制のコードがあり、 図面やモデル、 コンセプトなどの審査の結果がOKの場合、 普通の地区では1500m以下の建物は許可がおります。 チョンデのような保存すべき住宅地の場合や1500m以上の建物では、 さらに審査会があり、 ここでは建築模型の審査も行なわれます。 ここまでは現在、 実現出来ています。

改行マークさらに工事管理(Construction Control)を経て使用許可(Building Use Permition)に行くべきなのですが、 ここのシステムはまだ確立されていません。

画像iks050 改行マーク高層建築の景観チェックを行うための模型です。 真ん中がジャカルタタワーの模型です。 2m×1mのモジュールでつくられていて、 差し替え可能になっています。

画像iks051 改行マーク道路レベルからもこのようにしてチェックができます。

画像iks052 改行マークI.M.ペイの設計した建物です。 香港の上海銀行に似ていますね。 審査会ではいろいろ議論があったようです。

画像iks053 改行マーク後の左がインドネシア銀行です。

改行マーク建設が終わっていないのに使いはじめ、 火事になってしまいました。 使用許可はなかったと思います。

画像iks054 改行マークアップです。

画像iks055 改行マークさらにアップです。

改行マーク火事の跡が見えます。 火事の時、 12人がエレベーターに入って亡くなってしまいました。

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