台北市は台湾の北部にあって、 面積は約272km2です。 その半分強が山で、 残りの平地に260万人が住んでいます。
最も人口が多くなったのは1993年で、 272万人に達しました。 その後、 少し減っています。 住宅価格が高くなったため、 周辺部の台北県に移っていったのです。
台北は清の時代に始まりました。 その後日本が入って50年間統治しています。 その間、 人口が4万人から42万人に増えています。 第二次大戦に日本が敗れ、 日本人が引き上げ20数万になりました。 しかし中華民国における国共内戦の結果、 国民党政府がきて、台北の人口が60万〜70万に急速に増加しました。 その後台湾の都市化が進み、 そして、経済の成長に伴って、さらに100万、 200万へと人口が増えて、 先ほど述べたように93年に272万となったのです。
ただし、 台北市の周辺にある台北県には、 300〜350万の人がいます。 合わせると大台北圏は550万人で、 台湾の人口の約1/4が集まっているということです。 日本の東京圏、 韓国のソウル圏も1/3〜1/4の人口が集まっていますので、 似たような状態だと言えます。
ではスライドを使って台北の都市デザインについて説明して行きたいと思います。
はじめに
このページへのご意見は前田裕資へ
(C) by 都市環境デザイン会議関西ブロック JUDI Kansai