アジア太平洋の地域の都市環境デザインの新しい流れ

審議に関わっている人は大変な時間を費やしているのではないでしょうか。

陳：

そういう問題があります。 審議会は１ヶ月に１〜２回、 半日間ですが、 それだけではありません。 ４〜５人で行う小委員会もあります。 そのため、 忙しい時には毎週１〜２回市役所に行かなければなりません。 冗談で、 市役所の中に「机を置いてやる」と言われたこともあります。

しかしその以上、 一番困るのは、 設計が最終段階になるまで持ってこないことです。 最後になると設計内容を変えるのが大変ですから、 その前に対話があると、 設計者と審議委員の双方にとって、 ともにらくになると思います。 言い換えれば、 前もって何人かの委員を集めて設計者と予備的な議論を行なえば、 設計内容がより良い方向へもって行きやすいと思います。