上山卓:
はじめに
今日は、 震災復興景観の現状とその目指すべき方向について、 3人の方にご報告を頂いて意見交換をしたいと思います。
私どもは兵庫県の景観復興マスタープログラムという作業を1年間やってまいりました。 この作業は、 阪神間、 あるいは神戸、 淡路の行政の方々の御協力を得て報告を取りまとめてきたわけです。 今日は具体的に景観調査などをして頂いた方々にご報告して頂きます。
今、 鳴海先生が言われましたように、 「震災復興景観の現状とその目指すべき方向」ということで、 最初に神戸地域の状況と問題点をスライドを中心に見ていただきたいと思います。
私は灘区にありますコー・プランという都市計画の事務所に勤めています。 震災では事務所として借りていた昭和3年くらいに建てられた木造の建物が倒壊し、 昨年再建しています。 今日も何枚か事務所の写真を入れていますが、 いろいろな試みをやっている都市計画の事務所だということも含めて、 紹介させていただこうと思います。
今日はまず、 復興の過程において、 景観という面で捉えると、 どういう街が生まれてきているかを、 問題点も含めながら紹介させていただきます。 それを受けて、 そういう中で敷際のデザインなどでちょっとした工夫をされている事例を紹介します。 最後に「まちづくりと景観」について新しい試みがなされている事例がありますので、 それを紹介させていただきます。
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