震災復興景観の現状とめざすべき方向
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景観復興の基本方針

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改行マーク最後になりましたが、 景観復興の狙いは市民が共有できる誇りになる景観を作ろうということです。 元々、 そのコミュニティや地域の魅力としてそこにあったもの、 あるいは各自のいろんな景観を作る、 市民の原風景になる心温まる景観を作ろうということであり、 思い出づくりをしましょうということです。

改行マーク取り組み方としては、 先ほど申し上げましたように自ら身近な景観を作ろうとか、 価値ある地域景観を周辺に展開しようと言ったような5つの取り組みをふまえて、 最終的にはそれぞれの地域で目指すべき地域景観を作って、 それをみんなのものにしていこうとか、 あるいは、 地域で価値ある景観を見つけだしてそれをつなごうと考えています。

改行マーク三つ目は新たな復興の街並み、 新都心みたいなプロジェクトですね、 復興をきっかけに、 新たな景観づくりをしましょうと。 最後にはこれは復興市街地の復興を通じて、 全国に情報を発信することが大事だとまとめました。

改行マーク今回の調査の中で我々が繰り返し言っていたのは、 これを被災地だけの問題としてとらえるのでなくて、 全国で今後何十年かの間に起こりうるであろう事が瞬間的におこった。 この1、 2年でおこっているわけです。 ですから変化のありようがわかりやすい状況になっているということです。 これは被災地だけの特異な状況ではなく、 日本のこれからの街づくりといいますか、 景観づくりの中で今後起こりうることを、 先取りしてるのがこの復興景観ではないか我々は考えていたと言うことです。

改行マーク以上で私の説明終わらせていただきます。

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