震災復興景観の現状とめざすべき方向
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被災地における景観形成の今後の取組み

改行マーク被災地における景観形成の今後の取り組み方について、 一緒に議論していただいた結果として、 幾つかの点をあげたいと思います。


住民発意促進型

画像ho16 改行マーク今後の取り組みの方法としては、 住民発意促進型を挙げています。

改行マーク小さい家の一軒一軒が集まってできる町並み、 それぞれの家が共有する意識、 共有する地域の景観像を持って、 通りとか集落の景観づくりに繋がるように頑張りましょうと言うのが住民発意促進型です。


景観資源ネットワーク型

画像ho17 改行マーク一つ一つは小さいし、 もう多くは残っていないのですが、 神社があったり教会があったり森があったり、 地域の資源と言うべきをネットワークする回遊型のものもあるだろうということで、 景観資源ネットワーク型を挙げています。

改行マークこれはどちらかというと、 道路とか外部空間の整備が中心になるのかと思います。


新街並み充実型

画像ho18 改行マークこれはあまり絵が書けませんが、 東灘のキンモクセイ通りみたいなもので、 新たにそれぞれの道路沿いをプランターとか石垣とかで整えていきましょうと言うことです。

改行マーク実際に御影石を使って通りの石垣をそろえようとか、 淡路の瓦でみんなそろえて頑張りましょう、 アイデンテティを再構築しましょうと言ったような所もあるかと思います。 そういう意味では新街並み充実型と書いていますが、 この機会にもっと充実していこうという考え方です。


新景観創造型

画像ho19 改行マークインフラといいますか、 大きいものになってきますが、 新景観創造型です。 これは南芦屋浜のコミュニティ・アート計画みたいなものがイメージかもしれません。 新しい景観づくりをしましょうというものです。 さきほどの東部新都心などの例もそうです。


大景観・眺望景観型

画像ho20 改行マーク川沿いとか道路沿いにランドマークとなる景観を創造しようと言うものです。 おむすびの形の道路の法面(のりめん)は、 確かに遠くから目立つと思うのですが、 できるだけ隠すような方向で淡路縦貫道路沿いに花のランドマークづくりをしようと言うような話もあるようです。

改行マークこれは大景観・眺望景観型と言うことになるかなと思います。

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