これが五館造りで、 長屋門があって、 モヤ、 ハナレ、 ヒヤ、 クラの五館が長屋門に囲われるように建っています。 一番最初に母屋を建てたら、 次の代の人は離れを建て、 三代目の人は長屋を建てと、 代々受け継ぐ形で建てられていきます。 そういう伝統が今も残っています。 家造りは人生の節目節目で考えられていて、 先祖に対して恥ずかしいものは決して建てない、 あるいは自分が生きてきた証として立派なものを建てなくては、 子供たちに申し訳ないといった思いで作られているようです。
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