植栽された植物とその後
ということでした。 特に3階から上が目立ちますから、 景観形成という視点も重視したわけです。
図4 立体緑地の機能と役割の概念図 |
全体植栽面積はおよそ1,000m2あります。 植栽種は今はだいぶ変わっていますが、 当初、 中低木が22種243本、 低木が79種2359本、 地被が41種7156株でした。
植栽種を選んでいくときの前提として、 よその自然環境にインパクトを与えないよう基本的に山取りはしないということ、 それから、 できるだけ多くの植物を植えて、 多様な緑地環境を作くるということを注意しました。
この空間に種をたくさん保全、 育生していくという当初からの方針がありましたので、 親しまれ、 なおかつ、 できるだけ狭い中にもたくさんの種を入れました。 ただし、 前提として、 造園的な材料として扱うわけですから、 限りはありました。