同じニューヨークでも開発前の5番街(1893年)は、 区画がはっきりしておらず整っていません。 掘立小屋的な家を勝手に建てている状況です(図8 (a))。前に 本文へ 次へ
ところが、 区画整理事業が進んでいる地区では、 図8(b)(1877年)のように地主がタウンハウスを作って貸し出しています。 これが繋がっていくと、 今のニューヨークの原型である古い石造りの街並みが出現するのです。 今は、 そういう古い街はスラムになっているところが多いようですが、 それはともかく図8(a)から図8(b)のように街が変化していくことが分かります。(出典:Sam Bass Warner, Jr.,"The Urban Wilderness : A History of The American City", Harper & Row, Publishers, 1972)