次のグループは、 空間形態が不整形であって、 公私の領域が曖昧なものの、 路上の占用はないというものです。 右は東京の向島の京島3丁目というところです。 どこからが道で、 どこからが私なのか分からなくなっていて、 路上にも私的なものが出てきています。 しかし、 第三者が路上で何かするということはありません。 右は渋谷のスペイン坂です。 路上に商品が並べられたりしたり、 商店の開口が非常にオープンでいつのまにか店の中に広がっていくような形で、 店と道との境界が曖昧な使い方がされています。
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