日本で最初にトゥンガナンを造るのは誰か? 井口勝文 (竹中工務店) トゥンガナンでは誰もが興奮した。 体の血が騒いで歩くと足に力が入った。 住都公団のT氏の眼のなかにはすでに何やら期待するところが伺われた。 某研究所のE氏は天を仰いで早くも頭の中に図面を引いている。 関西からやってきた十数人の仕事人はすでに全員がスタートラインをとびだした。 誰が最初にトゥンガナンの現代版、 日本版を造るのか。 私もまずはここに設計図を出しておく。 後は発注者を待つだけだ。
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