前に 目次へ 次へ「旅日記」より
上野淳子
(環境色彩研究所)
★9月24日
昨日と今日ジョグジャカルタの「ドゥタガーデン」というホテルに泊まる。 シャワーのお湯が出ない。 ホテルの池には鯉に似た長い魚がいて、 その内の一匹が群から離れて、 体を斜めにして浅瀬にいた。 いつも一匹で瞑想している様で、 背中を撫でようと近づいたら、 勢い良く皆のいるところへ飛んでいった。
ボロブドゥールとプランバナンへ行く。 ボロブドゥールでは、 一番上を三廻りして「南無阿弥陀仏」と唱えてくる。 ストゥーパのあるのは上三層。 ストゥーパに隙間があり、 下二段は菱形で、 一番上では正方形に近い。 その中に仏様が安置されている。 下五層はレリーフのある方形のテラス。 一番下が「カマダトゥ」と言う低俗な欲の世界、 その上が「ルパダトゥ」という世俗的な欲の世界、 さらにその上丸いテラスの部分が「アルパダトゥ」という精神的世界だそうだ。 良くも彫ったものだ。 ボロブドゥールは、 昔は下が七層で、 上が三層だったそうだ。 下の方形の二層が埋まってしまっている。 八階建て。 石段が急で恐かった。
ボロブドゥールの帰りに「アマンジウォ」ホテルに寄った。 雨が降りはじめる。 ボロブドゥールの見えるレストランでウォーターメロンジュースを飲む。 メニューでは35000ルピアだったが、 ビールを飲んだ人たちとの割勘で、 70000ルピアになる。
帰り掛けにギャラリーに寄って銀のお箸を買う。 US$45。 一膳しかなかった。 お昼に、 ジョグジャカルタに戻って、 「スハルティ」というケンタッキーフライドチキン・ジャワ版の店でフライドチキンとご飯、 胡瓜(大きい)を素手で、 無論右手で食べる。 チキン19000ルピア。 他の車に乗っていた人たちは、 タイヤのパンクで40分位の遅刻。
昼食後、 プランバナンへ行く。 ホテルに戻って夕方まで一休み。 夫は江川さんとコタ・グデへ行く。 夜はガジャマダ大学のスタッフと中華料理でお別れパーティ。
明日からバリへ行く。