ルーフスケープ(屋根並み)について
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まとめ

鳴海

改行マーク写真ですからリアリティを出すのは難しいのですが、 屋根について、 日本やアジア、 ヨーロッパを比べながら、 どういう屋根を、 どういうふうに認識しているかを調べてみました。

改行マークそうしますと、 私たちがいろんな住宅地でみている屋根は、 ヨーロッパの屋根が相当多く、 しかも、 けっこうみんなが好きで使ってるいるという結果が出ました。

改行マーク今日の発表では充分ではなかったのですが、 デザインガイドラインで使っている、 傾斜屋根とか、 あるいは柔らかい表現とかいうもので、 中層の建物に上手く合う屋根が、 なかなか発見できないのです。 1、 2階建に見合ったものとして造られてきた、 低い屋根を、 中層の上にのせてしまうと、 変な形が生まれくるということは、 今見て皆さんもお感じになったと思います。 そうしますと、 これから日本の建物の屋根が、 どの方向に行くのか、 なかなかその答えが見えてきません。

改行マーク最近は、 どこかの形を借りてきて、 屋根に付けてしまいます。 そういう状況は、 言い換えれば、 沢山の屋根をなにかしらのメニューとして持っていて、 好き嫌いで適当に使っているということですから、 よい景観には繋がっていないように思います。 そういう現状認識と、 一方、 屋根に対する好みというものがわかった段階で、 では都市環境の中でこの屋根をどういうふうに考えていくべきかは、 軽そうな話題に見えて、 意外と地域性などを考えるうえで重要な要素の一つではないかと再認識したわけです。

改行マーク以上で発表を終わらせていただきます。

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