ルーフスケープ(屋根並み)について
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都市環境デザインセミナー 99年第2回記録

ルーフスケープ(屋根並み)について

* * *

 屋根が重要なランドマークであることは知られています。
 日本の戦前には帝冠様式というのがありましたが、現代の中国や台湾、東南アジアなどで、同類の建築がよく見かけられます。また、山形など各地で、地域固有の民家の屋根をかたどった公共建築物が見られます。
 一方、建築のデザインガイドラインなどで、傾斜屋根が良く推奨されます。傾斜屋根は〈柔らかい〉とか〈馴染む〉といった判断から、そうなるケースが多いようです。
 そこで、日本人がどのように屋根景観を捉えているかを、分析してみました。中層ないし高層建築にふさわしく、かつ日本的な屋根というのはあるのでしょうか。
 活発な意見交換を行いました。

 ■問題提起 ミレーナ・カナシロ&鳴海邦碩
 ■コメント 江川直樹、千葉桂司
 ■日  時 3月12日(金)   午後6時〜8時
 ■場  所 ドーンセンター(大阪府立大学女性総合センター)
 ■主  催:都市環境デザイン会議関西ブロック

目 次

 

問題提起

大阪大学 鳴海邦碩/ミレーナ・カナシロ

 

コメント1
現代のルーフスケープに求められる要素
親空性と親街路性

現代計画研究所 江川直樹

 

コメント2
屋根の汚さは社会性喪失の現われ
再びデザインを共有することは可能か

住宅・都市整備公団 千葉桂司

 

討論


この記録はYU_YU編集工房の前田祐子さん、大阪大学の柴田祐さんによるテープ起こしを、講演者の皆さんが推敲されたものです。

このページへのご意見は前田裕資
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