ルーフスケープ(屋根並み)について
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屋根並みのシミュレーション

曲線の屋根の街並みは、 へん

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図41 都市パターンとしての屋根の分析1
ミレーナ

改行マークこれは、 実験的に街並みをつくってみたものです。 一つの屋根の形が並んだらどんなイメージになるか見てみました。 デザインガイドラインで柔らかい屋根として曲線が薦められていますが、 上の二つは、 並んだらすごく変というか、 かまぼこの街並みになることを示したものです。

改行マークそういったデザインガイドラインは、 多分一つの建物だけで考えているのではないかと思います。

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図42 都市パターンとしての屋根の分析2
ミレーナ

改行マークこれは日本人が好きな屋根を並べてみたものです。 一番上は、 イメージ的には日本らしいですね。

鳴海

改行マークこれについては、 色々問題があります。 高さがガタガタのモデルでシミュレートしていいのかといったこともそうです。 とりあえず、 並べるとこうなるというのをつくったというところですので、 この点ははちょっと大目に見てください。


協調設計のシミュレーション

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図43 都市パターンとしての屋根の分析3 ―屋根形状のイメージを際立たせることで新しい街路景観イメージを創造する
ミレーナ

改行マーク図43はもう一つの実験です。 10人の学生を集めて、 一番上の街並みを見せて、 一つの建物のオーナーになってもらいました。 そして、 アンケートで使ったモデルを見せて、 自分の建物に欲しい屋根を一つ選んでもらいました。 その結果できた街並みが二番目の街並みです。

改行マークこの絵を、 もう一度その10人の学生に見せたところ、 3人は自分の屋根を変えました。 2人はフラットルーフを最初に選びましたが、 全体を見て、 私も屋根が欲しいといって屋根をつけました。 その結果最後にできあがったのが一番下の街並みです。 一つのユニットとして考えたときと、 出来上る町並みを見ながら考えたときと、 違ったものが出来るのではないかと考えられると思います。

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