今、 都心では縦方向のスーパースケール、 高層棟がどんどん出来ていますが、 みなさんあまり感動しないのではないかと思います。 ただ、 たまたま河原に出た時に、 水平方向に空間がどーんと残っていると、 ほっとしますね。 そういう意味で、 建築家がどんどん造っている垂直方向のスーパースケールに対抗して、 公共の空間に関わるランドスケープアーキテクトは、 水平方向のスーパースケール、 「空き」みたいなものを、 残していく、 あるいはつくりだしていく義務があるのではないかと思います。
学芸出版社ホームページへ