これは往々にしてあることなのですが、 「公共空間には常緑樹を入れてください」「落葉樹ばかりだと冬はさびしくなるじゃないか」と、 よく言われます。 木は緑の時ばかりがきれいなのではなく、 葉っぱが全部落ちて散ってしまった寂しさみたいなものも大切です。 あるいは、 それも一つの風景として美しいと思うのですが、 そういう感覚をどうして公共スペースに持ち込めないのか。 ファミリーレストランも時には音楽を消して、 瞑想する時があってもいいんじゃないかと思うのです。
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