公共空間としての素晴らしさとは別に、 ランドスケープのプロジェクトとして素晴らしいと思うのは、 床そのものがアートになっている点です。 イサムノグチは彫刻家ですから、 こういった石の配置やピラミッドなどは、 もちろん彼の作品です。 しかし何が素晴らしいといって、 「あなたの歩いている床自体がアートなんです」という感覚があるわけです。 それは、 足下の砂岩の厚みをみればわかります。 そういうリッチなスペースが公共空間でつくられる可能性が民有公共にはあるわけです。
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